不眠症の原因は精神的ストレスと過労で体が疲れない状態

今回は、それまで健康で不眠症とは全く無縁だった私が20代後半になって、突然不眠症になってしまって布団に入っても寝ることができなくなり、結果的にそれだけではないのでしょうけど、色々な健康状態の問題が発生した原因について書いてみます。

私の場合、それまでは不眠症といった問題とは全く無縁であり、寝たい時に寝て、起きたい時におきて好きな事をやっていたんですけど、ある時を堺にして夜中少しずつ眠れなくなり、最終的には病院に点滴を打ちにいくことになりました。

その原因なんですけど、仕事のストレスと過労がほぼ間違いなく発端になっていて、当時はシステム開発の仕事をしていたのですが、現場でのトラブルが絶えない業界で、それが大炎上をしてしまって、残業時間もうなぎのぼりになっていた頃の話です。

労働時間が300時間を超えると不眠症の発生率が高くなる。

たしか、その時の残業時間を含めた労働時間は一ヶ月300時間を普通に超えていたと思いますし、自分が関わるプロジェクトチーム内で人間的な分裂や怒鳴りあい等が恥余っており、それを鎮火させながら取引先との調整を同時に行わないといけない状態です。

当時はまだ20代の若さですから、短期間でしたらそれ程の問題はないのでしょうけど、さすがのこの状態が当たり前になってくるともはや20代の若さであっても、基礎体力があってもどうにもなりませんので、次第に不眠症の罠にハマっていきます。

通常、一ヶ月の労働時間が300時間を超えるような状態になると、色々と健康被害が発生してくるんですが、その中でも必ず不眠症は優先的に発生するらしくて、体が疲れているのになかなか寝付けないと言った症状に悩まされることが多くなります。

ですから、一ヶ月の労働時間が300時間を超えるなどは余程のケースなのかもしれませんが、最近残業が多いなとか、残業をするのに疲れていて休む暇もない人は、そのまま長時間の労働が続くと、恐らくはかなりの確率で不眠症が発生する恐れがあります。

不眠症が発生する要因としては、どう考えてもストレス的な要因、身体を使わない頭の過労による精神疲労が大半を占めているとしか思えませんので、特にデスクワークをしていて、その仕事が長時間に及ぶ場合や、あまりに残業が多い場合は注意が必要です。

不眠症になる際には体が疲れていないのに精神的に疲れている事が多い。

フルマラソンや登山等の長時間に渡る有酸素運動をしたことがある人なら分かるんですが、この場合は精神よりも体のほうが疲れている為、何を考えることもなくその場で眠ってしまうことも少なくないくらい、本当にぐっすりと深い睡眠に陥ります。

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身体が思いっきり疲れていると、人の体は無理矢理にでも休ませようとするらしくて、普段から適度な運動をしている人であれば、何事もなく不眠症になることもなく安眠できるかと思いますが、不眠症になる人はそれとは反対になります。

デスクワークをしているので体は疲れていないんですけど、長時間に渡る労働の結果、精神的な疲れがあまりに負担をかける状態になってしまい、フルマラソンや登山をしている人たちとは正反対に頭が休みたいと思っているのに、体が疲れていないので、寝付きが悪くなり不眠症と呼ばれる状態になっていきます。

長時間の残業というのは、このような体を疲れさせずに、極端に偏向したバランスで精神だけを疲れさせ消耗させ続けることにより、次第に不眠症を誘発する事になりますし、私自身も過去にそれで体調悪化まで引き起こすことになりましたので、普段から体の疲れと精神的な疲れのバランスを取らないといけません。

運動すれば良い事は分かっていても、運動をする余裕すらないのが現状。

ただし、毎月300時間の労働をしてみると分かるんですが、毎日が職場と自宅を移動するだけであり、土日も出勤して会社に宿泊する等が当たり前になり、酷いときには1週間前後会社の中から外に出れない事も珍しくない為、体を疲れさす事ができません。

この状態が更に続いていると、不眠症だけではなくて、次の段階である鬱病と呼ばれる更に深刻な症状が発生してしまって、顔面蒼白になり会社に通勤すら出来なくなった元同僚を沢山見てきていますので、最初に発生する不眠症を放置しておくと、最悪のケースも考えられますから、早めに気がついて対策を取ることになります。

まあ、結果的には不眠症を完全に改善するにはその環境を大きく変更する必要がありますので、毎月300時間を超えるような労働環境の会社は早期に退職するのが1番なのですが、不眠症が発生している時点で、その余力もないでしょうから、少しでも寝れない、体がおかしいなどの異変を感じ次第、退職の選択肢を選ぶのが適切です。

私も結果的にはその職場を退職することになったのですが、後に残った人たちのことを考えると、本当に悲惨でかわいそうとしか思えなかったんですけど、それ以上この会社で働かないようにと当時通院していた医師から指示を受けていたので、強い意志を持って退職することが出来ました。

不眠症で困った場合、過労で体調不良になった場合、自分で判断がつかない場合は、正しい判断をしてくれるであろう医師に相談にいかれることをお勧めいたします。

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